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ヒトツバ
(ウラボシ科ヒトツバ属:多年草:草丈 〜50センチ)
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薬効
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膀胱結石、尿路結石
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血尿
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腎炎
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子宮出血
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せき・たん
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気管支炎(気管支カタル)
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下痢
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ぜんそく(気管支ぜんそく)
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| 分布生育場所 |
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科名:ウラボシ科/属名:ヒトツバ属 和名:ひとつ葉/生薬名:石韋(せきい)/学名:Pyrrosia lingua
関東以西の本州、四国、九州のやや乾燥した岩の上に自生します。
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見分け方・特徴
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ヒトツバは、堅い常緑のシダ植物で、根茎は長くのび針金状で岩の上をはっています。
葉柄は根茎から直上、縦に溝があり、基部には鱗片がいっぱいついています。
葉は名前の通り一つですが、裸葉と実葉の2種類があり、実葉の裏側には、胞子のう群がびっしりつき、形は披針形です。
裸葉には胞子のう群はなく、主に栄養をつかさどる任務をおびた葉で、形は広披針形、実葉よりやや大形です。
葉の先は尖っています。葉縁は全縁で時に波状となっています。葉の裏側には、星状の毛が生えています。
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採集と調整
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ヒトツバは、全草を採取し、根茎(こんけい)やひげ根をとり、天日で乾燥させた葉部です。
ヒトツバの葉は、常緑ですから採取は、年中いつでもできます。
乾燥したヒトツバの葉部を、生薬で石韋(せきい)といいます。
石韋(せきい)には、ヒトツバのほかにコヒトツバ、イワダレヒトツバ、オオヒトツバなどの乾燥葉もヒトツバと同様に使用されますが、いずれも岩の上などに群生するものです。
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薬効・用い方
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ヒトツバの乾燥葉の石韋(せきい)は、泌尿器系の諸疾患に効き目があるとされていて、尿路結石、血尿、腎炎、子宮出血、細菌性の下痢、せき、慢性気管支炎などに用いられています。
石韋(せきい)を、1日量5〜10グラムに、水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、1日3回、食前に服用します。
慢性腎炎や腎盂炎には、1日量2〜3グラムに、水0.5リットルを加えて煎じ、それを2回に分けて食間に服用します。
茶として飲用してもよく、服用後2〜3日で尿量が増えるとされて、効き目があらわれると報告されています。
民間では、ヒトツバの葉を黒焼きにして粉末にして、耳かき一杯を服用すると、火傷、ぜんそくに効きめがあるとされていて、ゴマ油で良く練って悪性のはれものなどに貼ります。
中国ではヒトツバの仲間を同じように、煎じて尿路結石に効き目があり、利用されていますが、オオバコとともに煎じた方が効き目があるようです。
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その他 |
ヒトツバの葉を乾燥させたものを、石韋(せきい)といい、中国の本草学者で古い薬物書などをまとめて、神農本草経集注(しんのうほんぞうきょうしゅうちゅう)と名医別禄(めいいべつろく)をあらわした陶弘景(とうこうけい・452〜536)は、「石上に蔓延(まんえん)して葉が生え、石の皮のように見える。故に石韋(せきい)と名付けた」と書いているように、岩石の表面をすきま無くおおっています。
平安時代にあらわされた日本で最も古い植物の書物「本草和名(ほんぞうわみょう)」には、石韋(せきい)の漢名に対して和名の「イワノカワ」をあてています。
岐阜市内にある金華山(きんかざん)には、いたるところにヒトツバが生えていて、ロープウェーで山頂に登ると、岐阜城への山道の両側の岩の上に、とくに多くのヒトツバを見ることができます。
このヒトツバの群生を見た芭蕉(ばしょう)は、「夏来ても ただ一つ葉の ひとつかな」と詠みました。
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Photo
Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigasi,nishiku,Niigata-city,Japan |
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