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ヌルデ
(ウルシ科ウルシ属:落葉小高木:樹高 〜5メートル:花期 〜8月 )
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薬効
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下痢
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せき・たん
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| 分布生育場所 |
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科名:ウルシ科/属名:ウルシ属 和名:白膠木/別名:フシノキ/生薬名:塩麩子(えんふし)/塩麩葉(えんふよう)/五倍子(ごばいし)/学名:Rhus javanica
北海道、本州、九州、四国、沖縄の山野など日当たりの良い場所に自生。台湾、中国、朝鮮半島に分布
ヌルデの虫こぶ(五倍子/ごばいし)
(←拡大画像はクリックします)
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見分け方・特徴
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ヌルデは、高さが5メートルくらになる落葉小高木です。
枝分かれが多く、葉は奇数羽状複葉(うじょうふくよう)で、枝先に互生(ごせい)します。
枝には、小葉と小葉の間に翼(つばさ)があるのが特徴で、良く似ているヤマウルシと区別がつきます。
花は、夏大型の円錐花序(えんすいかじょ)をつけて、雌雄異株(しゆういしゅ)で小さい花が多数つきます。
果実は、扁球形(へんきゅうけい)の核果(かくか)になり秋には赤く熟します。
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採集と調整
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秋に果実を採取して、日干しにして乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、塩麩子(えんふし)といい、葉を乾燥させたものを塩麩葉(えんふよう)といいます。
五倍子(ごばいし)
ヌルデにできる虫こぶのことを五倍子といいます。
これは、ヌルデの若芽にアブラムシ科のヌルデノミミフシが寄生して、枝の翼に卵を産み付け、それが耳状にふくれて虫こぶになります。
この虫こぶは、タンニン質が豊富でタンニン資源として用いられていました。
秋に、虫こぶの殻を破って成虫が飛び出す前に採取し、熱湯に浸して殺虫して乾燥したものが生薬の五倍子(ごばいし)です。
また、ヌルデノミミフシの成虫は、オオバチョウチンゴケで越冬して、また翌年ヌルデの枝の翼に産卵するという生態をもっています。
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薬効・用い方
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下痢、たん、咳などには、塩麩子(えんふし)10〜15グラム、水0.4リットルを、煎じて約3分の1量まで煮詰めて1日3回に分けて服用します。
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その他 |
ヌルデの名前の由来は、平安時代にはヌテンと呼んでいて「本草和名(ほんぞうわみょう・918)」には、この木にできる虫こぶをヌテンノキノムシと呼んで、キノムシには樗鶏(ちょけい)の漢名で、「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん・1697)」では、沼天(ぬてん)とは、奴留天(ぬるで)とあり、「和漢三才図絵(わかんさんさいずえ・1713)」では、奴留天(ぬるで)の天の字は手を意味するとして、奴留手(ぬるで)としています。
奴留手(ぬるで)とは、この木を折ると白い、にかわのような樹液が出て、これを塗る用途に使っていたことから「塗る手」を意味するいわれます。
雌の木には、小さな果実が垂れ下がり、果実の表面の白い粉をなめると塩辛い味がします。
これは酸性リンゴ酸カルシウムによるもので、これから塩麩子(えんふし)という漢名が付きました。
別名の、シオノキ、シオカラノキ、ショッペノキなどは、この塩辛い味がすることからきました。
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan |
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