アラカシ       （ブナ科コナラ属：常緑高木：樹高 〜20メートル：花期 〜5月）

科名：ブナ科/属名：コナラ属
和名：粗樫/学名：Quercus glauca

2014/08/28 新潟市西区坂井東近辺
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ブナ科コナラ属シラカシ（白樫）
ブナ科コナラ属ウラジロガシ（裏白樫）
ブナ科コナラ属コナラ（小楢）
ブナ科コナラ属ミヤマナラ（深山楢）
ブナ科コナラ属アベマキ（�d）
ブナ科コナラ属カシワ（槲）

本州（宮城県〜石川県）以西、四国、九州、沖縄、朝鮮（済州島）、中国、台湾、東南アジア、ヒマラヤに分布
高さ20メートル、直径80センチにもなる常緑高木、樹皮は暗黒色、浅い皮目がある
葉は互生、倒卵状長楕円形、長さ7〜12センチ、幅3〜5センチ、先端は尖り、葉の上半部にまばらに鋸歯があり、表面には光沢がある
花は雌雄同株、4〜5月頃に長さ5〜10センチの雄花序を新枝の下部や前年枝の葉腋から垂れ下げる
雌花は苞のわきに2〜3個つき、雌花を3〜5個つける
果実は堅果、長さ1.5〜2センチの卵球形、下部に鱗片が合着した円状の環が6〜7個並んだ殻斗に包まれその年の秋に熟す

庭木、生垣、街路樹、公園樹など、器具類、建築材、薪炭材、パルプ、シイタケの原木に利用される
果実は渋いが、四国の一部では乾燥して砕き渋抜きしてカシ豆腐をるくるという

名の由来は、山野に普通に見られるカシで、枝葉が武骨な様子からアラカシの名になったという