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ヤマザクラ            (バラ科サクラ属:落葉高木:樹高 〜25メートル:花期 〜4月)

薬効
鎮咳 解熱 打撲傷 二日酔い
 
分布生育場所

科名:バラ科/属名:サクラ属
和名:山桜/学名:Prunus jamasakura
本州(宮城県〜新潟県の南部)、四国、九州の山地
朝鮮半島南部に分布

バラ科サクラ属オオヤマザクラ(大山桜/Prunus sargentii)
バラ科サクラ属オオヤマザクラの変種野中ザクラ
バラ科サクラ属ソメイヨシノ(染井吉野/Prunus×yedoensis cv.Yedoensis)
バラ科サクラ属ギョイコウ(御衣黄/Prunus Lannesiana cv.Gioiko)
バラ科サクラ属越後七不思議数珠掛桜
バラ科サクラ属カンヒザクラ(寒緋桜/Prunus campanulata)
バラ科サクラ属マメザクラ(豆桜/Prunus incisa)


(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

本州(宮城県〜新潟県の南部)、四国、九州の山地に広く分布するサクラで、葉の展開と同時に花が咲く特徴がある
高さ15〜25メートル、幹回り50〜60センチになる落葉高木、樹皮は紫褐色〜暗褐色、横に長い皮目がある
葉は互生、長さ8〜12センチ、幅3〜5センチ、長楕円形〜卵形、葉縁は鋸歯〜重鋸歯があり先端は尾状に伸びる
葉の表面は無毛、裏面は白色を帯び、新葉の色は褐色〜緑色まで変異が多い
花は、3月下旬〜4月中旬頃、前年枝の葉腋に葉の展開とほぼ同時に咲く
花は淡紅色、散房状に2〜5個つき、直径2.5〜3.5センチ、花弁5枚、長さ1.1〜1.9センチ、円形〜広円形で先端が切れ込む、雄しべ35〜40本、雌しべ1本、花序の柄5〜15ミリ、花柄1.4〜3.2センチ
果実は、核果、球形で直径7〜8ミリ、5〜6月に黒紫色に熟す

類似植物には、ベニヤマザクラ(オオヤマザクラ、エゾヤマザクラ)がある


採集と調整
夏季に樹皮を剥ぎ取り、天日で乾燥したものを生薬名で桜皮(おうひ)と呼ぶ

葉は葉桜になった頃に採取して天日で乾燥させる


薬効・用い方
有効成分は、フラボノイド・サクラネチンと配糖体サクラニン、ゲンカニンと配糖体グルコゲンカニンなど

鎮咳には、桜皮(おうひ)1日量15〜20グラム、水0.4〜0.6リットルを半量まで煎じて3回に分けて服用する
解熱には、桜皮(おうひ)1日量15〜20グラム、水0.6リットルを半量まで煎じて3回に分けて服用する
二日酔いには、桜皮(おうひ)1日量5グラム、水0.4〜0.6リットルを煎じて服用する。これを飲酒の前に飲むと二日酔いの防止になるという
魚肉の食中毒には、桜皮(おうひ)1日量5〜7グラム、水0.4リットルを煎じて服用する

打撲傷には、桜皮(おうひ)1日量15〜20グラム、水0.4〜0.6リットルを煎じて、煎じ液を患部に塗布する

桜の葉を乾燥したものは、枕(まくら)のしんとして使用すると安眠効果があるという


その他
名の由来は、サクラの古名は「佐久良」、「佐区羅」と書いた
「桜(さくら)」の漢字が出てくるのは「万葉集」からで、「桜桃」を、さくらの漢字に当てた
「古事記」では、木花開耶姫(このはなさくやひめ)の木花(このはな)とは、サクラをさしたもので、これから「開耶(さくや)」が転訛(てんか)して「サクラ」の名になったという、サクラ語源説がある


 
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Photo Masayuki Tsuno
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