苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
適応症 坐骨神経痛(しんけいつう) 腰気(こしけ 腰痛 夜尿症(やにょうしょう) 遺尿      
               
               
目  標 腰部から下肢(し)にかけて、ひどい冷感を自覚し、腰冷痛、身体倦怠感を伴い、排尿回数、量ともに多いもの。

構  成 茯苓(ぶくりょう):4 乾姜(かんきょう):3 朮(じゅつ):3 甘草(かんぞう):1
       
       
備  考 本方は、腰痛や坐骨神経痛によく用いられる処方です。下腹部、腰部、下肢などの冷感が著しく「水中に坐するが如く」、「腰以下冷痛し、腰重きこと五千銭を帯びるが如し」と古典に表現されるように腰冷痛を自覚する場合によく適応します。この点で五積散(ごしゃくさん)の適応と似ていますが、本方には上熱下冷(冷えのぼせ)や消化器症状はありません。





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