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トチバニンジン(チクセツニンジン)
(ウコギ科トチバニンジン属:多年草:草丈 〜30センチ:花期 〜8月)
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薬効
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せき・たん
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打撲傷(うちみ)
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食欲不振
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消化不良
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気管支炎(気管支カタル)
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| 分布生育場所 |
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科名:ウコギ科/属名:トチバニンジン属 和名:栃葉仁参/生薬名:竹節人参(ちくせつにんじん)/学名:Panax japonicus
北海道南部、本州、四国、九州の山林、山野の樹陰下地に好んで自生する多年草。
標高1000メートル付近から上には、ソウシシヨウトチバニンジンが多く自生する
(←拡大画像はクリックします)
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見分け方・特徴
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トチバニンジンは、チョウセンニンジン(御種人参・おたねにんじん)と同じ仲間です。
チョウセンニンジンは根が肥大するのに対して、トチバニンジンは根茎が肥大し、結節があります。
根茎は横にはって、1年毎に1節増えていきます。それがちょうど竹の節のようで「竹節人参(ちくせつにんじん)」とも呼ばれています。
地上茎は単一で、根茎の先から真っ直ぐにのびています。
葉は掌状複葉で、5〜7枚の小葉からなり、小葉の形は卵形から披針形、葉縁は鋸歯状です。葉がトチノキの葉に似ていることから、トチバニンジンの名前があります。
花は葉心からのびた、茎の先に散形花序を形成し、色は淡黄緑色で細く、花弁5、雄しべ5、花柱2となっています。地上部は、朝鮮人参に非常によく似ています。
トチバニンジンの、果実は球形で赤く熟し、先端部に黒い斑点が入るものを、ソウシシヨウトチバニンジンと呼ぶ
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採集と調整
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トチバニンジンは、9〜11月頃、地上部が枯れる頃に根茎(こんけい)を掘り採ります。
ひげ根を除去し、水洗いして直接日干しにしてよく乾燥するか、火にあぶって乾燥させます。
トチバニンジンの、根茎(こんけい)を乾燥したものを、生薬で竹節人参(ちくせつにんじん)といいます。
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薬効・用い方
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御種人参(おたねにんじん)とは、薬効が異なり、人参(にんじん)が新陳代謝機能を盛んにして強精、強壮、病後の回復に用いるのに対して、竹節人参(ちくせつにんじん)は、苦味が強く健胃(けんい)、去痰(きょたん)作用、解熱作用があるために、胃のつかえ、消化不良、食欲不振、気管支炎などに用います。
1日量5〜8グラムを、水0.5リットルで約半量まで煎じつめたものを1日3回食間に服用します。
打撲傷の治療には、竹節人参(ちくせつにんじん)3グラムに、金不換を同量加え温めた酒に浸して飲むことが中国の文献に載っています。
トチバニンジン酒:新鮮な根茎を秋に掘り取り、3〜5センチに切ったもの200グラムと砂糖100グラムをホワイトリカー1.8リットルに漬け、6ヶ月程熟成させたもの、淡い琥珀色に仕上がります。他の果実酒と組み合わせてもよく、1日20ミリリットルほど飲用します。鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、健胃整腸(けんいせいちょう)に効き目があります。
トチバニンジンの果実を1日量2〜4グラムに、水0.4リットルに浸漬けしたものを服用。食欲不振、消化不良に。
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その他 |
薬用植物の王者といわれる、朝鮮ニンジン(御種ニンジンまたは、単にニンジン)に地上部の外見は似ているが、地下の根茎は全く違い、薬効も著しく違います。
トチバニンジンの名前は、葉がトチノキの葉に似ていることからつけられました。また、生薬名の竹節人参(ちくせつにんじん)は、地下の根茎が横に長く伸びて、竹の地下茎のように、ところどころに節があることからつけられました。
トチバニンジンは、古くに日本に帰化したもので、中国の何欽吉(かきんきつ・1642〜1658)という人が薩摩領内で薬草採集しているときに発見したものです。
地上部は、朝鮮ニンジン(御種ニンジンまたは、単にニンジン)によく似ていますが、地下部が全く異なっていて驚き、その後に「和人参(わにんじん・日本特産の人参)」として、よく知られるようになりました。
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigasi,nishiku,Niigata-city,Japan |
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