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ミツマタ
(ジンチョウゲ科ミツマタ属:落葉低木:樹高 〜2メートル:花期 〜4月)
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薬効
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眼一般
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解熱・消炎
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| 分布生育場所 |
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科名:ジンチョウゲ科/属名:ミツマタ属 和名:三椏/三叉/生薬名:新蒙花(しんもうか)/蒙花株(もうかじゅ)/学名:Edgeworthia chrysantha
比較的暖地で日本紙や観賞用として栽培
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見分け方・特徴
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ミツマタの多くの枝は3出します。
葉は、長楕円形で全縁(ぜんえん)、長さ13センチくらいで表面は緑色、裏面は灰白色で細毛があり、秋には枝端に花芽(かが)がつきます。
花は、早春に葉の出る前に咲き、まり状に集まって枝の端に丁字(ちょうじ)形につきます。
花の、筒状部は長さ約7ミリで花弁(かべん)状のがく片で、外側は蜜毛で覆われ白色で、内側は黄色です。
雄しべ8個、がく筒の内面に4個づつ上下2段につき、花柱は長く花外に出ます。
果実は、あずき粒大の痩果(そうか)が夏に熟します。
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採集と調整
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早春、開花期の花蕾を採取して乾燥させます。
これを生薬(しょうやく)で、新蒙花(しんもうか)、蒙花株(もうかじゅ)といいます。
新蒙花(しんもうか)は、中国市場に多く見られ、根も薬用に用います。
栽培:栽培地は主に、四国、山陰地方に多く栽培されていて、樹陰で湿気の多い場所でよく育ちます。
実生(みしょう)は、7月下旬にとった種子を砂と混ぜて土中に保存して、翌春3〜4月にまきます。
挿し木の場合には、落葉後に1年枝で分岐した部分を切り先端を除いて、約20センチの長さのものを赤土に挿し木します。
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薬効・用い方
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解熱(げねつ)、消炎、眼病薬として緑内障、鳥目(とりめ)などに用います。
1日量を2〜3グラムとして煎じて服用します。
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その他 |
ミツマタは、中国原産の落葉低木で、コウゾとともに日本紙の重要な原料になっています。
ミツマタの靱皮(じんぴ)繊維は短いので手漉き(てすき)の場合でも、機械漉きの場合でもよく適します。ミツマタの紙は虫に食われず丈夫紙になります。
紙幣用の紙としては、実生(みしょう)から3〜4年目に伸びる長い枝を秋に採取して、皮をはいで、釜で蒸して、水でよくさらしてから、よく叩いて繊維をほぐして泥状にしたものに、トロロアオイの根から取った汁液を混ぜて紙を漉きます。
これが紙幣用の原料で上質で丈夫な紙になります。
また、美濃紙は、コウゾに少量のミツマタを入れて漉いたものです。
慶長年間(1614年)には、ミツマタが製紙に利用されていますので、日本に製紙技術が渡来したのは、それ以前と考えられますが、その時期に関しては明らかではありません。
飯沼慾斎(いいぬまよくさい・1783〜1865)は、「草木図説(そうもくずせつ)」草部を発刊して、次に木部を発刊する予定でしたが発刊するには至りませんでした。
木部が発刊されたのは、昭和52年北村四郎編註によるもので、今日では「草木図説」の草部、木部の完成となりました。
その木部には、ミツマタの記載があり、別名ムスビギ、黄瑞香(こうずいこう)として「高サ七八尺、本幹枝叉皆三椏、葉夾竹桃葉ニ似テ大ニシテ両頭尖リ、長六七寸、枝柔ニシテ結ビテモ折レズ、故ニムスビギノ名アリ、皮ヲ以テ紙ヲ造ルニ多ク用ユ」とあります。
現在は、花が美しいので早春の花木として植栽もされていて、暖地の山野には野生化したものもあります。
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan |
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