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ハマナス
(バラ科バラ属:落葉低木:樹高 〜1.5メートル:花期 〜8月)
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薬効
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下痢
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月経過多
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| 分布生育場所 |
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科名:バラ科/属名:バラ属 和名:浜梨/学名:Rosa rugosa
北海道、本州の山陰から北陸、東北地方の日当たりの良い海岸砂地に自生する落葉性低木。
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見分け方・特徴
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ハマナスの太い枝には多くの針状の棘が密生していて、葉は奇数羽状複葉(うじょうふくよう)で、小葉を7〜9枚つけます。葉はやや長い楕円形で、上面には光沢があり無毛で、葉の下面には密毛があります。
夏の季節に前年にできた枝先に濃桃色の花を1〜3個つけます。花弁は広卵形または心臓形で少し厚みがあり、強い芳香があります。
花後に、やや球状の偽果(ぎか)をつけます。これは、熟すと黄赤色になり甘く食べることができます。
ハマナスの果実(偽果)は、地方によってはお盆の時期に仏前に添える大切な果実になっています。
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採集と調整
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つぼみか、満開一歩手前の花を採取して、陰干しにします。
果実は色づき始めたものを採取して乾燥させます。
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薬効・用い方
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下痢止め、月経過多には、よく乾燥した花弁を1回量2〜5グラムとして、茶わんに入れて熱湯を注ぎ、さめないうちに服用します。
または、新鮮な花10グラムを、0.2リットルの水で煎じて1日3回に分けて服用。
果実酒:疲労回復、暑気あたり、低血圧、不眠症には、黄赤色に熟した果実が、ビタミンCを多く含んでいるので薬用酒にします。ビタミンCが多いので疲労回復に良いとされます。
果実約5個にグラニュー糖150グラム、ホワイトリカー720ミリリットルを加えて半年以上冷暗所においてから、こして、1回量30ミリリットルを限度に飲用します。
ハマナスの花酒:生の花を約30グラム採取して、よく水洗いして、水気をしっかりととってから、ホワイトリカー1リットル、グラニュー糖100グラムを入れて、1ヶ月以上冷暗所で熟成して、こしてから飲用。
バラ油(ローズ油)の原料(矯味、矯臭薬に使用)
花びらは砂糖と煮込んでジャムに、果実は生食するかジャムにします。
栽培:路地植えでも、鉢植えでも栽培できます。路地の場合には日当たりのよい肥沃な土地で水分が多く水はけのよい所が適します。
鉢植えでは、比較的大きな鉢に、土が固まるのを防ぐために、腐葉土やピートモスなどを混ぜます。植えてから、約1ヶ月後に油かすを肥料として与えます。
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その他 |
中国には玫瑰(まいかい)という植物があり、日本のハマナスに良く似ていますが、まったく別種の品種です。
北海道の夏の海岸原野に咲き競うハマナスの花は、みごとなものです。
北海道には、ハマナスの香りを取り出すローズ油の生産工場があります。
香料などの原料になるローズ油は、ハマナスと同類のヨーロッパのバラの花から生産しますが、ヨーロッパでは、ブルガリアやフランスなどでは盛んに生産されていて、化粧品の香料の原料として日本にも多く輸入されています。
まだ日本では、ヨーロッパと比較すると小規模の生産にとどまっています。
ハマナスの名前の由来は、果実(偽果)が赤く熟したものを生食すると、甘酸っぱい味がします。
その味から、浜梨(はまなし)と呼ばれ、ハマナシが転訛(てんか)して、ハマナスとなりました。
秋田県の秋田黄八丈(きはちじょう)は、ハマナスの根に含まれる染料で染め上げる伝統の染色工芸品です。
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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigashi,nishi-ku,Niigata-shi,950-2041,Japan |
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