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ツルリンドウ       （リンドウ科ツルリンドウ属：多年草：草丈 ～ センチ：花期 ～9月 ）

薬効
果実酒
分布生育場所

科名：リンドウ科/属名：ツルリンドウ属
和名：蔓竜胆/学名：Tripterospermum japonicum
北海道、本州、四国、九州、南千島の山地の林内
サハリン、中国、朝鮮半島に分布


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見分け方・特徴

地下茎は細く長い、茎が蔓（つる）になり他の物に絡みつき、伸びて90センチくらいに生長する常緑多年草
葉は対生、無毛、長さ約10センチ、3角状披針形、葉縁は波うち、裏面は紫色を帯び葉脈の3本が目だつ
花は、8～9月に対生した葉の脇に2～5個のリンドウに似た淡紅紫色の花をつける、花冠は鐘形、先が5裂、長さ約3センチ
秋～冬に真っ赤な、約1センチの楕円球形の液果が目立つ


　
採集と調整
秋の真っ赤に熟した液果を採取するが、味も無いので生食には向かない


　
薬効・用い方
秋に熟した液果は、2～3倍量の35度ホワイトリカーに漬け込み、果実は3～4ヶ月で引き上げる
約6ヶ月で、淡紅褐色のツルリンドウ酒が出来上がる


　
その他
名の由来は、花をリンドウに見立てて、蔓（つる）性からツルリンドウ（蔓竜胆）の名になった

ツルリンドウ（蔓竜胆）の名は、江戸時代の「物品識名（ぶっぴんしきめい）」、「綱目啓蒙（こうもくけいもう）」にも記述があることから、江戸時代頃以前からこの名で呼ばれていた


　
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