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ビャクブ       　　　　 （ビャクブ科ビャクブ属：蔓性多年草：草丈 ～ センチ：花期 ～9月）

薬効
しらみ駆除 皮膚寄生虫の駆除薬
分布生育場所

科名：ビャクブ科/属名：ビャクブ属
和名：百部/生薬名：百部根/学名：Stemona japonica Miq.
中国原産、江戸時代の享保年間（1716-1736）に中国から薬草として渡来



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見分け方・特徴

タチジャクブとビャクブの2種があり、両方が江戸時代の享保年間（1716-1736）に中国から薬草として渡来したと考えられている
根は塊状に肥大して薬草として用いる
茎の上部は蔓状に伸びて他の物にからみつく
葉は1～数枚が輪生、広卵形、長さ5～10センチ、幅3～7センチ
花は、花柄と葉柄が合着して葉の中央から花がついているように見える
採集と調整
ビャクブ（百部）は、芽の出る4月頃か秋11月頃に、肥大した根を掘り取り、水洗いして日干しにして乾燥したものを、生薬名で百部（びゃくぶ）と呼ぶ


　
薬効・用い方
有効成分は、アルカロイド・ステモニン、ステモニジン他

百部（びゃくぶ）根を、水を適当に入れ煮た液を使い、しらみやのみなどの駆除に用いる

古い時代には、ビャクブの茎を、しらみひもと呼び、下着類に縫い込み、しらみやのみを防除した
その他
名の由来は、江戸時代の享保年間（1716-1736）に中国から薬草として渡来した、ビャクブ（百部）は、「本草綱目啓蒙（ほんぞうこうもくけいもう/1803）」には、「百部は草本（くさだち）、藤本（つるだち）の2種あり。共に享保年間に漢種を伝う」と記述がありそのまま使った

日本で観賞用に、まれに栽培されている、タマジャクブ（ナンヨウビャクブ）は、熱帯アジア原産で、葉が対生、花柄と葉柄が合着しないで離れて出る


　
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Photo Masayuki Tsuno
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