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サルナシ            (マタタビ科マタタビ属:落葉つる性:樹高 〜 メートル:花期 〜7月)

薬効
利尿 薬用酒
分布生育場所

科名:マタタビ科/属名:マタタビ属
和名:猿梨/別名:シラクチヅル/コクワ/学名:Actinidia arguta
北海道、本州、四国、九州の山地、林縁
朝鮮半島、中国、サハリン、ウスリーに分布

マタタビ科マタタビ属マタタビ(木天蓼)
マタタビ科マタタビ属ミヤママタタビ(深山木天蓼)


サルナシの花サルナシの実
(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

山地に生える雌雄異株の落葉つる性木本
蔓(つる)の樹皮は灰褐色、はじめ褐色の毛があるがやがて消える
葉は長い柄があり互生、広卵形長さ5〜10センチ幅4〜6センチ、厚い革質、先端は尖り、葉縁には細かい鋸歯がある
花は、5〜7月枝の上部の葉腋に約1.5センチの白い花を下向きにつける
雄花は3〜10個群がってつき、がく片5個、花弁5個、雄しべ多数
雌花は、1個づつつき、がく片5個、花弁5個、雌しべ1個、葯は黒紫色、花頭は線形で多数あり放射状に裂ける



採集と調整
蔓(つる)は随時採取、樹皮は春〜秋に採取して陰干しにして乾燥させる、果実は秋10〜11月に熟したら採取


薬効・用い方
利尿には、蔓、樹皮を陰干しにしたものを1日量10〜15グラム、水0.6リットルで半量まで煎じて3回に分けて服用
また、利尿に蔓を根元の約50センチで切り、切り口に瓶を置いて樹液をとり、1回約30ミリリットルを飲む

生の熟した果実は香りが良く美味い、解熱、強壮に生食、ビタミンCが多く野生の果実では一番美味い

滋養強壮の薬酒として、未熟果を200〜300グラム、35度ホワイトリカー1.8リットル、グラニュー糖適量を入れて、3〜6ヶ月冷暗所に置き、材料を引き上げ熟成させる
1回量20〜30ミリリットルを限度に飲用する


その他
名の由来は、猿梨(さるなし)で、山の果実で一番美味く、猿が好んで食べることから、サルナシの名になった
別名のシラクチヅルは、猿をマシラと呼び、猿口蔓(ましらくちづる)が転訛して、シラクチズルの名になった。また、コクワは、北海道の呼び名

和名抄(わみょうしょう・932)には、「和名 之良久知(しらくち)一云古久波(こくわ)」という記述があり、古くからサルナシが親しまれていたことを知ることができる

サルナシの蔓(つる)は腐りにくく丈夫で、色々な細工に使われている。
徳島県の「祖谷のかずら橋」はサルナシの蔓で作られている


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Photo Masayuki Tsuno
E-yakusou.com 2-6-2,sakaihigasi,nishiku,Niigata-city,Japan