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水野瑞夫/家庭の民間薬・漢方薬、一般社団法人和ハーブ協会/和ハーブ図鑑、A･シエヴァリエ/世界薬用植物百科事典、牧野富太郎/日本植物図鑑、原色高山植物大図鑑、原色日本薬用植物図鑑、原色日本樹木図鑑、伊澤一男/薬用カラー大事典、橋本郁三/食べられる野生植物大事典、田中孝治/薬になる植物百科、水野瑞夫/食効、所鳳弘/薬草染、山渓/日本の野草・樹木・高山植物、山渓/樹に咲く花1･2･5･8、山渓/野草の名前春･夏･秋冬、木の大百科、木の名の由来、植物名の由来、園芸植物名の由来、草木染、続草木染
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【監修】一般社団法人 和ハーブ協会
 

スギヒラタケ　　　　　　　　　　　　　　 （キシメジ科：スギヒラタケ属 ）

薬効
食用
分布生育場所

科名：キシメジ科/属名：スギヒラタケ属
和名：杉平茸/学名：Pleurocybella porrigens
日本全土の杉林の古木、やや腐朽した杉の切り株に自生


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見分け方・特徴

杉の古木、古い切り株に自生する白いヒラタケ状のキノコ
カサは、はじめは、シメジのように丸いおわん形で生長すると扇形など不規則な形になる
カサ、ヒダは、密で白色からクリームを帯びた白色に変わる
大きさは、３０～９０ミリ、非常に美味しく一度食べたら、スギヒラタケのファンになるという


採集と調整
９月中旬～初冬にかけて、杉の古株に自生するものを採取
一度発生した切り株には毎年発生する


薬効・用い方
急性脳症により、麻痺（まひ）、痙攣（けいれん）から意識障害になり死亡するという事例が多数あり、新潟県では、腎臓機能が低下している人は食べないように注意を促している


採取したスギヒラタケは、水洗いして根元の汚れを切捨て取り除いてから調理する
茹でて、酢の物、味噌煮、バター炒め、汁の実など、味と歯切れが良く一度食べたら忘れられない味だという


その他
名の由来は、杉の古い切り株に生えて、柄の無いヒラタケから、スギヒラタケになったと思う

味の魅力からか、地方では多くの方言がある。
新潟ではコケ・シラフサ、青森はシロワカエ、秋田・岩手ではスギアケオ・スギカヌカ、山形ではスギカノコ、石川・新潟ではスギゴケ、広島ではスギシメジなど多数あるという
（参考文献：キノコの本・松川仁著）


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Photo Masayuki Tsuno
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