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カブ                  (アブラナ科アブラナ属:越年草:草丈 〜60センチ:花期 〜4月)

薬効
便秘 円形脱毛症 しもやけ そばかす
分布生育場所

科名:アブラナ科/属名:アブラナ属
和名:蕪/学名:Brassica rapa L.(Turnip)
アフガニスタン〜地中海沿岸地方の原産といわれ古くに中国、朝鮮半島を経て日本に渡来した
全国で野菜として栽培、冷涼な気候を好む


(←拡大画像はクリックします)

見分け方・特徴

根生葉は、長楕円形で長さ60センチくらいで鋸歯(きょし)があり、柔らかい。
茎は直立して約60センチ、茎頂に3〜4月ころに、黄色い花を数多くつける。
あとに褐色の種子を残す。



採集と調整
根を薬用に用いる
種子は、花後に採取



薬効・用い方
カブは繊維質が多く、便秘には、根や葉を味付けして食べる、腸を刺激して便通を促す。

種子は、円形脱毛症、眉毛の脱毛に用いる。種子をすりつぶして酢を少量混ぜて患部に塗布する。
また、おでき、そばかすには、すりつぶした種子を患部に塗布する、すり潰した種子をふろ上がりの肌につけると美肌に

しもやけには、根をすりおろして、患部に一日数回塗布するという。

根には、アミノ酸、ブドウ糖、ペクチン、ビタミンCを含み、葉には、ビタミンC,A,B1,B2、種子には、含硫化合物などを含む。

本朝食鑑(ほんちょうしょっかん・1697)には、洗眼薬として「熱眼腫痛および天行赤眼に、蝋月(旧12月)にカブを細かく刻み、明礬(みょうばん)水に浸しておき、立春(2月3日ごろ)の後に取り出し、晒乾かす。これを冷水に浸して眼を洗うと、最も妙である」と、眼薬の説明がある



その他
名の由来は、春の七草には、スズナ(鈴菜)であり、カブの根の形が鈴のように見えることからついた名だという。

和名妙(わみょうしょう・932)に、和名を加布良(かぶら)として、漢名を蔓菁根(まんせいこん)としていて、蕪菁(ぶせい)と書く場合もあり、春の七草スズナは、カブという
また、カブは、大言海(1937)には、「かぶハ、頭(カブ)ノ義、植物ハ根ヲ頭トス」という記述があり、このことから、根頭部が丸くふくれたカブの形から名がついた、ラはつけ言葉だという

日本のカブ品種には、アジア系品種とヨーロッパ系品種とあり、アジア系品種は、中・大カブの白色品種で関西以西で多く栽培され、ヨーロッパ系品種は、小カブ品種で東海以北で多く栽培されている

カブは、根を漬けた京都の千枚漬け、飛騨地方の赤カブ漬け、葉を漬けた、長野の野沢菜漬け、滋賀の桜漬けが知られている
カブの品種では、天王寺かぶ、関東の金町小かぶ、岩手の長かぶ、山形の温海かぶなど多くのカブが知られています





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Photo  Masayuki  Tsuno
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