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オオニンニク          (ユリ科ネギ属:多年草:草丈 〜100センチ:花期 〜7月)

薬効
せき・たん 小便不利 健胃 整腸 発汗 駆虫薬
 
分布生育場所

科名:ユリ科/属名:ネギ属
和名:大蒜/学名:Allium sativum
日本全土で栽培、寒地系と暖地系など多くの品種があります。


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見分け方・特徴

鱗茎(りんけい)は、よく肥っていて、こぶしほどの大きさがあります。白色をおびたうすい皮質の鱗葉(りんよう)をかぶり、その中に6〜20個の小さい鱗茎(りんけい)が入っています。
花茎(かけい)は円柱形で、高さは80〜100センチに達します。
茎には広い線状の葉が数枚互生します。
初夏には茎頂に花房をつけますが、多くは珠芽(しゅが)だけが生じます。この珠芽(しゅが)を抱く長いくちばし状の包葉はツルの形に似ているので「ツルクビ」といわれます。


採集と調整
オオニンニクの地上部がやや黄味をおびてくるころに鱗茎(りんけい)を掘り下げて陰干しにします。これが生薬の大蒜(だいさん)です。
ニンニクやセイヨウニンニクも同様に大蒜(だいさん)として用います。


薬効・用い方
有効成分は、無臭結晶性・アイリン(酵素のアイノリナーザは細胞がこわれると活性化してアイリンに作用し強臭のあるアリシンになる)

ニンニク類は健胃、発汗、利尿、たんきり、整腸、駆虫薬などとして用いられます。
新鮮なものから乾燥したものや粉末にしたものまで幅広く用いられます。
ニンニク特有の強臭には魚や獣肉などのくさみを消す作用があるため、肉料理の香辛料やソースの原料にされています。
また、ニンニク臭成分の一つアリシンはビタミンB1と容易に結合して体内への吸収をよくします。なお、ビタミンB1分解酵素の作用も受けにくくなるためにビタミンB1の作用が体内で持続・増強されます。

ニンニク酒:ニンニク酒は、疲労回復、健胃整腸、冷え性によいとされています。ニンニク約250グラムを小さい鱗茎(りんけい)にほぐしてから、2〜3片に切ったものを容器に入れて、同量の砂糖を加えて、ホワイトリカー1.8リットルを注ぎ、2〜3ヶ月間、冷暗所に貯蔵してから、さかずきに1杯ずつ就寝前に飲みます。

食用:食用には、ほど焼きにして醤油をかけて食べます。また、生でおろして刺身につけたりします。
ショウガとニンニクを同量よく砕いて熱湯を注いだものを飲用すると暑さ負けして体調が優れない場合に効き目があります。
ニンニクを多量に用いると胃腸を害する場合がありますので、胃腸の弱い人は注意が必要です。

塗布:神経痛・リューマチに、すりおろした汁にガーゼを浸し患部に貼る。痔には、皮ごと柔らかくなるまで焼いて、皮をはいで布に包み、熱いうちにつぶして保温に使用。


その他
ガーリックの名称で知られる物はセイヨウニンニクを指しています。また、ガーリックの意味は、槍のような形をした植物といい、ガーリックの葉が槍のようにとがっていることに由来します
古代エジプトのビラミッドの建築に働く奴隷の食事やギリシャ、ローマ時代の兵士の主食でもありました。
漢(中国)の武帝によって東洋に伝えられたといわれています。

原産地は、シベリア南西部とも言われていまが、遠い昔から世界の人々の間で用いられ改良が加えれてきたために、原産地が不明瞭になっています。
ガーリックより大型で、葉も広く、長くて地上部に垂れ下がるオオニンニクは西アジアかインドが原産地と言われています。古くは中国に持ち込まれて、今日までもっとも普通に栽培されているものです。
日本ではおもにニンニクが栽培されていますが、ニンニクには寒地系や暖地系など多くの品種があります。

名前の由来は、ニンニクとは耐え忍ぶという意味の忍辱(にんにく)という仏教用語からついたとされ、修行中の僧侶がにおいを気にしないでも食べるという隠語を表すという。
なぜ隠語で表したかというと、仏教では、ニンニクやニラなどの、匂いの強い植物を食べると、元気が出て精がつき過ぎて、それが原因で邪念を持ち修行に専念ができなくなるから、僧侶が食べてはいけない食べ物とされているからだという。


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Photo Masayuki Tsuno
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