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薬草新聞
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2000/10/09
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今回の「薬草新聞」は、O157などの「病原大腸菌」を、2回に分けて説明いたします。
「病原大腸菌」、大腸菌とは、人や動物の大腸内に生息する常在菌のことで、食品や河川・水・海などの自然環境に、ごく一般的に広く分布しています。その大部分はヒトなどの腸管内では病原性を示さないのが普通です。
そのうちの、一部の大腸菌がヒトなどの腸管内で感染して、下痢などの症状を発症し急性の腸炎を起こします。それらの大腸菌は常在菌と区別して病原大腸菌といいます。
「病原大腸菌」の分類は、「病原血清型大腸菌(EPEC)」「組織侵入性大腸菌(EIEC)」「毒素原性大腸菌(ETEC)」「腸管出血性大腸菌(EHEC・O157)」の分類があります。
「病原大腸菌」による食中毒とは、前記した4種類の大腸菌による食中毒の総称です、すべての病原大腸菌に共通していることは、サルモネラ食中毒などと同様に食品内で増殖した生きた病原大腸菌を食品や水とともに摂取することによって発症する感染型食中毒の部類になります。
毒素原性大腸菌やベロ毒素産出性大腸菌は下痢を起こす毒素を産生しますが、これらの毒素はすべて腸管内で病原大腸菌が増殖するときに産生されるものです。
これで、毒素型食中毒の原因となるブドウ球菌のように食品内で毒素が産出されて発症する食中毒とほ区別されます。
「腸管出血性大腸菌O157」、以上のように病原大腸菌の食中毒の区別により、食品内で生きた病原大腸菌を摂取することが原因になりますが、腸炎ビブリオやサルモネラ菌などの事例のように、病原大腸菌食中毒が原因と特定されることが非常に少ない状況です。
その、原因は発症するまでの潜伏時間が長いために、摂取した食品が残っていないことがあります。また、井戸水や汚染された水道水の場合や魚介類、食肉、加工食品、調理器具などの汚染の原因が考えられるためです。
「食中毒」とは、細菌性食有毒のことをいい、細菌に汚染された食品の摂取により発症し、腹痛、嘔吐、下痢などを主の症状とする急性胃腸炎のことをいう。発症のメカニズムにより、感染型、毒素型、混合型に別れていて、(1)感染型は、口径摂取した食品についていた細菌が腸管内で増殖して、サイトトキシン(細胞毒素)により、腸粘膜が炎症を起こす。発症まで8〜48時間かかり、予防には、食品の熱処理が効果的。O−157出血性大腸菌やサルモネラ菌などがある。(2)毒素型(黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンA)は、食品中で増殖した細菌により産出されたエンテロトキシンを口径摂取する型と腸管内で増殖した細菌により産出された毒素により発症する型があり、発症時間は数時間と短い。産出された毒素は熱や酸、アルカリにも強く活性を維持する。ブドウ球菌やボツリヌス菌などがある。(3)混合型は、感染型と毒素型の両特徴をもっていて、腸炎ビブリオ菌などがある。
次回は、病原大腸菌の予防などの詳しい説明をします。
2000/10/09
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