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「雪印乳業大阪工場(大阪市都島区)で製造された低脂肪乳から黄色ブドウ球菌の毒素エンテロトキシンA、発酵乳「のむヨーグルトナチュレ」「のむヨーグルト毎日骨太」などからも検出された。食中毒症状を訴えた人の累計は12,000人にも達した。 「雪印乳業大阪工場が営業禁止」、毎日テレビやFMのニュースで放送されているとうり、前代未聞の大事件に発展しています。清潔な工場で生産・管理されていると思って毎日牛乳を飲んでいた消費者は、賞味期限の切れた「牛乳・加工乳」を原料にして、また「牛乳・加工乳」などを生産して販売したり、屋外で低脂肪乳の成分調整のために脱脂粉乳を調合、投入して手作業で「かき回していた。」ことを知って、どんな感想を持つのでしょうか。
「雪印の牛乳の売上」は、業界ではNo2であり「低脂肪乳」や「のむヨーグルト」など多品種の商品を、効率良く生産・販売して売上を確保する必要があった。そのために、生産ラインが異なるにも係わらず、手作業で汚染された原料を別な「加工乳」の生産の原料として「ホース」でつなぎ注入する作業が繰り返されていた。
「黄色ブドウ球菌の毒素エンテロトキシンA」とは、細菌である黄色ブドウ球菌(菌種)が食品中で増殖することにより産出された毒素の総称のことで、黄色ブドウ球菌の場合は、エンテロトキシンAからE、Gの6種類があり、黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンAが発症例が最も多く、成人の場合は100〜200ナノグラム(ナノは10億分の1)で発症するとされる。黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンAは、胃液に対しても安定して、失活することがなく通過する。また、黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンAなど毒素型菌によって産出された毒素は熱や酸、アルカリにも強く活性を維持する。
「食中毒」とは、細菌性食有毒のことをいい、細菌に汚染された食品の摂取により発症し、腹痛、嘔吐、下痢などを主の症状とする急性胃腸炎のことをいう。発症のメカニズムにより、感染型、毒素型、混合型に別れていて、(1)感染型は、口径摂取した食品についていた細菌が腸管内で増殖して、サイトトキシン(細胞毒素)により、腸粘膜が炎症を起こす。発症まで8〜48時間かかり、予防には、食品の熱処理が効果的。O−157出血性大腸菌やサルモネラ菌などがある。(2)毒素型(黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンA)は、食品中で増殖した細菌により産出されたエンテロトキシンを口径摂取する型と腸管内で増殖した細菌により産出された毒素により発症する型があり、発症時間は数時間と短い。産出された毒素は熱や酸、アルカリにも強く活性を維持する。ブドウ球菌やボツリヌス菌などがある。(3)混合型は、感染型と毒素型の両特徴をもっていて、腸炎ビブリオ菌などがある。
2000/07/19
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